固定電話番号からおおよその住所を検索できます。(令和5年7月1日現在)
検索できるのは市区町村までの住所ですが、知らない着信番号などのだいたいの住所が絞り込めるかもしれません。
↓検索結果(住所)
固定電話番号からおおよその住所を検索できます。(令和5年7月1日現在)
検索できるのは市区町村までの住所ですが、知らない着信番号などのだいたいの住所が絞り込めるかもしれません。
↓検索結果(住所)
上記のように、電話番号からおおよその住所を検索するという使い方の他に、電話をかける際に、相手の番号に市外局番を付ける必要があるのか?あるいは付けなくてもよいのかを確認することができます。
詳しくは⇒下記を参照ください。
知らない着信があった際、住所がわかれば誰からの着信かが見当がつくということはないでしょうか?
おおよその住所であっても、この住所ならあの人かな?とか、この住所なら関係ないとか判別できたりすることがあります。
上記検索ボックスを試していただければお分かりのとおり、固定電話番号の上6桁からその番号のおおよその住所がわかります。
なぜ6桁でおおよその住所がわかるのか、その前に固定電話番号のしくみについてみてみたいと思います。
携帯電話の番号が全11桁なのに対し、固定電話番号は全10桁と決まっています。
ケタ数は国連の専門機関で通信の標準化を行っている部門「ITU-T」によって決められているものです。
一般的には、「03」や「06」のように最初の「0」も含めて市外局番と呼ぶことが多いですが、この最初の「0」は国内プレフィックスと呼ばれるもので、市内通話や「110」「119」などの緊急電話、また「104」「117」などの電話サービスと異なるということを表す識別のための番号です。
したがって、正確には「03」の市外局番は「3」ということになります。
国内プレフィックスである0と下4桁の加入者番号を除いた5桁が市外および市内局番ということになりますが、組み合わせはその地域の加入者数によって変わります。
市外局番 | 市内局番 | 例 |
---|---|---|
1けた | 4けた | 東京-3、大阪-6 |
2けた | 3けた | 横浜-45、京都-75、神戸-78 |
3けた | 2けた | 旭川-166、松本-263、栃木-282、鳥取-857、宮崎-985 |
4けた | 1けた | 伊豆大島-4992、硫黄島-9913 |
例えば、加入者数の多い東京や大阪など大量に市内局番が必要な都市部では、市外局番に「3」や「6」というように1桁を割り当て、残りの4桁を市内局番に割り当てる必要性があります。
反対に、加入者数の少ない伊豆大島など島嶼部では、市外局番が「4992」と4桁で、多くを必要としない市内局番が1桁という地域もあります。
さて、この市外・市内局番の5桁は、各地域の電話局に対応しています。
その電話局が管轄している住所(市区町村)は決まっていますので、この5桁(最初の0を加えて6桁)を見れば電話局が管轄している住所がわかり、結果としてその番号のおおよその住所がわかるということになります。
ちなみに市外局番の最初の1~9の番号(市外局番の0の次の1桁)を見れば、おおよその都道府県名がわかります。
大まかですが、参考までに以下にまとめてみました。
0の次の番号 | 対応都道府県 |
---|---|
1 | 北海道、青森、秋田、岩手 |
2 | 宮城、山形、福島、新潟、長野、群馬、茨城、栃木 |
3 | 東京(おもに23区) |
4 | 東京、埼玉、千葉、神奈川、茨城 |
5 | 愛知、静岡、山梨、岐阜、三重 |
6 | 大阪(大阪市を含む) |
7 | 大阪、和歌山、三重、滋賀、奈良、石川、富山、福井、京都、兵庫 |
8 | 広島、山口、島根、鳥取、岡山、香川、高知、徳島、愛媛 |
9 | 福岡、長崎、佐賀、熊本、大分、沖縄、宮崎、鹿児島 |
東京都、大阪府、茨城県のように同じ県でも二つの市外局番に分かれているものもありますが、大体上記のようにどのあたりの住所なのかが識別できますので、知らない電話番号から着信があった場合など、覚えておくと便利かもしれません。
固定電話で、電話をかけたい相手と自分の市外局番が同じであれば、基本的に市外局番を省略し市内局番以下の番号でかければ通話できることはご存じかと思います。
しかし、地域によっては、市外局番が同じでも省略したら繋がらないといったこともあるのです。
理由はいろいろあるようですが、その中でも多いのが市外局番とMA(単位料金区域)とが一致していないためです。
MA(単位料金区域)とは、安い料金で市内通話ができる区域の事です。
ほとんどの電話番号の市外局番は、このMA(単位料金区域)と一致しているため、一般的な認識のとおり、市外局番が同じであれば省略して電話をかけることができます。
しかし、中には市外局番とMA(単位料金区域)が一致しない地域もあり、その場合には省略すると繋がらないということになるのです。
つまり、市外局番が同じであれば省略して電話できるというのは、厳密には、MAが同じであれば省略して電話できるという意味で、あくまでMAが同じかどうかがポイントなのです。
また、電話をかけたい相手と住所地が同じ市内であれば、大抵は省略しても繋がりますが、これも地域によっては住所地が同じ市内であっても、MAが異なるということもあり、必ずしも相手と住所が近いから省略できるとは限らないケースもあります。
いずれにしましても、市外局番が同じで省略して繋がらない場合には、MAが違うということになりますので、再度、市外局番を付けて電話をかけ直す必要がありますし、その際には市内通話扱いにはなりません。
また、反対に、ケースとしては少ないですが、異なる市外局番であってもMAは同じというエリアもあり、その場合には市内通話扱いとなり通話料金も安くなるといったケースもあります。
よって、相手の電話番号と自分の電話番号のMAが同じかどうかを確認したい場合には、このページ冒頭の電話番号検索の使い方2に従って検索してみてください。