このページではデジタルツーカーの歴史についてまとめています。

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▶ デジタルツーカーの歴史

デジタルツーカーは現ソフトバンクモバイルの前身のJ-フォンに統合される前まで存在した携帯キャリアです。

デジタルホン」、「ツーカーセルラー」とともに携帯電話第三グループとして新規参入をしました。

名称からもわかるとおり、デジタルホンの日本テレコムとツーカーの日産自動車が筆頭株主となり設立されたキャリアで、2社のほぼ同率の出資比率でした。

デジタルホンもツーカーセルラーも営業地域は同じ関東、東海、関西などの大都市圏だったので、それ以外の地域のネットワーク構築のための受け皿会社として2社の共同出資となったようです。

そのため、デジタルツーカーは、北海道、東北、北陸、中国、四国、九州の6社の地域会社からなり、地方にネットワークを持たないデジタルホンとツーカーセルラーとローミングを行い、双方が全国展開を行っていました。

大都市圏以外を営業地域としているのは、1社で全国展開をしているNTTドコモはもちろん、DDIセルラーもあり、3社で競合することになり、また後発ということもあり、1998年時点の加入者数シェアは4.5%程度でした。

その後、ツーカーグループの株主である日産の経営悪化でデジタルツーカー6社の日産保有株がデジタルホンの親会社の日本テレコムに譲渡されたことを機に、1999年デジタルホンとデジタルツーカーは「J-フォン」に統合されました。

年月沿革
1994年4月デジタルツーカー九州設立
1994年10月デジタルツーカー中国設立
1995年4月デジタルツーカー東北設立
1995年7月デジタルツーカー北海道設立
1995年9月デジタルツーカー北陸設立
1995年10月デジタルツーカー四国設立
1999年10月デジタルホン、デジタルツーカー6社がJ-フォンに社名変更